A star in the whole sky 第三話:夢の行方
星満「よし、ヒノアラシ!"ひのこ"だ!」
"ひのこ"がポッポに直撃するとポッポは戦闘不能になった。
キリンリキはある程度レベルが高いからしばらくは
ヒノアラシを重点的に育てていかないと・・・・
その瞬間、俺の周りが影に包まれた。
星満「なんだ!?」
そこには、銀色の鳥ポケモンが居た。
あのポケモンはなんなんだ?
とりあえずポケモン図鑑で調べるか・・・・
ポケモンに向けて図鑑のボタンを押した。
図鑑『エアームド。よろいどりポケモン
   いばらの中に巣を作る。トゲで傷つきながら
   育てられたひなの羽根は堅くなる。』
エアームド・・・か。よろいどりって事は
鋼タイプだな・・・・よし、ここは炎でいくぜ!
星満「ヒノアラシ!"ひのこ"だ!」
"ひのこ"はかすっただけだったが、ダメージは
それなりに来ている様だった。
よし、このポケモンカッコイイし、初GETと行くか!
リュックから慌ててモンスターボールを取り出し、力の限り投げた。
ボールは光をあげてエアームドを中に入れた。
落ちてきたボールを俺はじっと見つめていた。
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あれからどれくらい時間がたったのだろうか。
きっと5秒もかかってないはずだ。
でも、俺にはそれが1時間ぐらいに感じた。
そしてボールは動かなくなった。
よーし、エアームドゲットだぜ!
とりあえずエアームドに"きずぐすり"を使った。
お、そうだ。図鑑に分布地域調べる機能があったな。
レアなポケモンかどうか、確かめてみるか・・・・
"検索中です"の文字が表示されて、5秒もしないうちに分布図が現れた。
・・・・あれ?この辺には生息してないみたいだな。
ここよりもっと北・・・・なんで、ここまで南下しているんだろう・・・・
??「もしもし」
背後から妙な男がイキナリ声をかけた。
顔を隠した妙なヤツ。
星満「うわァッ!な、なんですか!?イキナリ!」
??「いやいや、僕は普段、新人トレーナーにポケモンの捕まえ方を
   教えて居るんだけど、君は上手いんだなぁ、教えることがなかったよ」
星満「いや、そんなには・・・」
??「ところで、君はここにエアームドがいることに疑問を持っている様だね」
星満「え?まあ、いや。そうですけど。なんで分かるんですか?」
??「僕も長い間ここにいるからね。でも、やっぱりここら辺の
   生態系が崩れている気がする」
青年の目は真剣な眼差しそのものだった。
星満「最近騒がれている、地球の温度が下がってきているってヤツですか?」
いつしかニュースでやっていた気がする。
確か、海流の流れが関係しているとか、深刻な顔で
ニュースキャスターが伝えていた。
??「ああ、きっとそれだ。・・・それと、これは僕の勝手な憶測なんだけどね・・・」
星満「?」
??「きっと・・・何かが起こる気がする。三年前のミュウツーの事件のような。
   いや、もっとでかいかもしれない事件が・・・・・・」
三年前のミュウツー事件とは、カントーのヤマブキでR団が
ミュウツーを作り出したが、手に負えず、周囲四都市が破壊された事件だった。
俺もそのニュースはじっと見ていた。
ミュウツーは三人の少年により倒されたとも言っていた・・・・
星満「なんでそんな事がわかるんですか?」
??「いやいや、直感だからね。直感。
   さ、君も旅を始めたばかりなんだろ?
   こんな所にいないで早く進みなよ」
星満「あ、ハイ・・・・」
なんだか、マイペースな人だ。
とりあえずお礼でも言っておくか。
と、振り向いたが、さっきの人はどこにもいなかった・・・・
だれだったんだろう、あの人は。

しばらくすると、短パンをはいたヤツがつったっていた。
・・って、コイツ昨日ポケモンバトルしてて俺の邪魔したやつじゃないか・・・
と、少年の方を向いていたら、目があってしまった。
ゴロウ「俺はゴロウ!ポケモンで勝負しないか?!」
・・・・まあ、いいか
星満「いいけどさ、通行人の邪魔にならないようにコッチでやろうぜ」
こういうことは俺とか、真面目なトレーナーが教えてやらねばならんのだ。
ゴロウ「しょうがねぇな・・・・・」
不満そうである。ま、いっか。エアームドの実力を試してみるかな。
ゴロウ「勝負は一対一!フェアで行こうぜ!」
星満「OK!」
ゴロウ「行け!コラッタ!」
星満「よし、行け!エアームド!」
ゴロウ「?初めて見るポケモンだ・・・よし!コラッタ!"体当たり!"」
星満「"スピードスター"で先制だ!」
数々の星がコラッタに直撃する。
ゴロウ「ひるむな!"ひっさつまえば"だ!」
コラッタが前歯をむき出しにしてエアームドに飛びかかった。
しかし、噛みついたコラッタの前歯が欠けてしまった。
ゴロウ「あ、コラッタ!!」
星満「へへ、どうやら俺の勝ちのようだな」
ゴロウ「あーあ、今日もまけちまった。二日連続だ・・・・」
どうやら、昨日のバトルも負けてしまったらしい。
こうして、俺の初バトルは快勝に終わった。
こうなると、どんどん進みたくなる。
ヨシノシティは回復だけにして、キキョウシティへ早く行くぞ!
星満「じゃあな、ゴロウ!」
ゴロウ「ガンバレよ!じゃあな!」
ゴロウは俺が見えなくなるまで俺を見送ってくれた。

    ......