A star in the whole sky 第四話:天まで届け
−キキョウシティ−
キキョウシティは歴史が深い街である。
よって和菓子などの店もあちこちにある。
さっそく俺はキキョウ団子を買い食いした。
さすが、古都キキョウ。和菓子もひと味違う。
さて、この街のジムへ行くかな。
勘定を払って俺は店を飛び出した。

−キキョウジム−
ドアを開けて、声を張り上げた。
星満「ジムリーダーと戦いたいんですが・・・・」
自分の声がこだました。天井がいやに高いと気付いたはこの時だと思う。
ハヤト「挑戦者かい?」
ジムの奥から羽織を着た一人の子供が出てきた。
星満「え?あなたが・・・ジムリーダー!?」
俺は16歳である。でも、目の前にいるやつは明らかに・・・
12〜14歳と言うところだろう。
ハヤト「いかにも」
ハヤトが威厳を付けて返事を返した。
ハヤト「君は・・・・僕に挑戦したいんだよね?」
星満「あ?・・・あ、ああ」
年の事にすっかり気を取られていた・・・・
ハヤト「僕の名はハヤト!鳥使いだ。早速公式戦をやろう」


ハヤト「じゃあ、始めよう。君の名前は?」
星満「ワカバタウンの・・・・新山星満だ」
ハヤト「では、これよりジムリーダー戦を行う!挑戦者は新山星満!」
ハヤトがボールを投げてきた。
出てきたのはポッポ
ハヤト「世間では・・・・」
ハヤトがポッポを見ながら話し出した。
ハヤト「鳥ポケモンなんて電撃でイチコロ・・・
    そう言われてバカにされている・・・
    確かにそうだ。しかしそれを言ってしまったら
    電気ポケモンは地面ポケモンでイチコロだし。
    地面は草でイチコロ。草は鳥にイチコロ・・と、また戻ってくる。
    要はトレーナーの強さが重要なんだ・・・」
星満「ならば・・・俺はコイツに決めた!
   行け!エアームド!」
ハヤトは驚いた目でこちらを見てきた。
まさか、鳥ポケモンで来るとは思わなかったんだろう。
星満「エアームド!"すなかけ"!」
ポッポの視界が奪われてしまった。
ハヤト「エアームドは確か防御が鳥ポケモンの中でも一番高く・・・
    弱点はタイプの組み合わせからいって炎系と電気系のみ。
    そして地面技と毒技はくらわなく、
    こうかがいまひとつなのは
    ノーマル、くさ(1/4倍)、ひこう、エスパー、
    むし(1/4倍)、ゴースト、ドラゴン、あく、はがね。
    おまけに特殊な遺伝があれば"ドリルくちばし"を覚えれる
    かなりポテンシャルが高いポケモンだったよな?星満君」
ドンピシャだ。さすが鳥ポケモンのジムリーダーだ。
ハヤト「よし、ポッポ。戻れ」
懐から別のボールを取り出した。
ハヤト「行け!ピジョット!」
・・・・ピジョット?
ハヤトはポッポとピジョンで戦うはずだぞ・・・?
今月発売の20XX年ジムリーダー名鑑に乗ってたハズ・・・・
星満「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい。
   ハヤトさんってポッポとピジョンの使うんじゃないんッスか?」
ハヤト「ああ・・・だが、昨日の戦いでピジョンが
    傷ついてしまってね。替わりにプライベートな
    ポケモンを使わせて貰うよ」
星満「ピジョンが・・・・傷ついた?」
ハヤト「ああ、とっても強いゲンガーを使うヤツだった。
    見たこともない技を・・・使っていたな。紫色の
    球を打ち出すような技だった。完敗だったな」
誰だか知らねーが、余計な事をしてくれたぜ。
おかげで難しくなっちまったじゃねーか・・・・
星満「チッ、しゃーねー!エアームド!"こうそくいどう"!」
ハヤト「こちらもだ、ピジョット!」
・・・ピジョットはかなり強い。
落ち着いて状況を判断しないと負ける・・・
星満「"スピードスター"!」
ハヤト「怯むな!ピジョット!"でんこうせっか"!」
更に速さを高めたピジョットがエアームドに襲いかかる。
星満「エアームド!受け止めろ!」
ガギィイン!
ピジョットのくちばしと、エアームドの固いからだがぶつかる音だ。
2匹は移動をやめ、力をぶつけあっていた。
星満「よし、エアームド!狙い通りだ!直撃させろォォォォ!
   "スピードスター"!!」
ハヤト「ピ、ピジョットォ!」
もう、戦闘不能なハズだ・・・・
ハヤトが近寄り、手をピジョットに当てた。
ハヤト「・・・・フ、どうやら私の負けのようだ。
    ウイングバッチは星満。君の物だ」
勝った。ジムリーダーに勝った。
初めてのバッチGETだった。
ハヤト「いやあ、いい試合だった。君のような
    者と戦いが出来るとは、やはりジムリーダーになってよかったよ」
星満「いえ、こちらもいい戦いをありがとうございます」
ハヤト「どんな場合でも夢を持ち続けることはいい事だ。
    それを実現できるかどうかは君の腕にかかっている。
    お互いに頑張ろう!」
星満「ああ!」
俺とハヤトは熱い握手を交わした。
次の目的はマダツボミの塔だ!

    ......