0 A star in the whole sky 第五話:老人のつぶやき
マダツボミの塔の目の前に来た。
この塔は設計上揺れているらしい。
その揺れ方がマダツボミそっくりだから
マダツボミの塔だとか。
まあ、関係の無いことだが。
星満「よっしゃ、ここで秘伝マシン貰ってサッサと行くか」

この塔に入ると、大きな柱が目に入った。
大黒柱だろう、ゆらゆら動いている。
これが塔のゆれるしかけだろうか・・・・
ここに来る前ポケモンセンターの人に話を聞いたところ
最上階に長老がいて、そこにたどり着く前に
何人もの修行僧と戦い、勝ち登っていく・・・
そういうシステムだそうだ。

当然のごとくオレは修行僧をどんどんブッ倒していった。
そして、最上階にたどり着いた。

人影だ。先客がいるらしい。
長老「お主の実力、正に本物・・・じゃが、もうちっとポケモンをいたわるべきですぞ
   お主の戦い方、厳しすぎる。もっと優しくしてやりなさい」
少年は無言で、老僧から秘伝マシンを受け取った。
少年の顔が明らかになった。
星満「・・・シルバー・・・」
だが、シルバーは星満を無視し、大きい声で言った。
シルバー「・・・長老っていう割には、全然手応えなかった、当然だな。
          ポケモンに優しくとか甘いこと言ってるヤツは、弱い」
星満「な、てめえ!」
シルバー「フン」
星満「てめぇ、オレにこないだ負けたくせに何でかい口聞いてるんだ!」
シルバー「あれはポケモンが弱かったからだ、実力では負けてない」
星満「だったらいますぐ勝負だ!」
思わず声がでかくなってしまった。
シルバー「今のオレは忙しい、お前なんかに構ってる暇はない」
シルバーは外へ行ってしまった。
長老「ところで、君は・・・?」
長老が申し訳なさそうに話しかけてきた。
星満「ああ、ちょっとした知り合いです」
長老「いや、そうでなくて。秘伝マシンを貰いにきたんじゃろう?
   バトルしなくていいのかえ?」
星満「おっと、そうでした。秘伝マシン目的でここに来たんだっけ」
長老「では、わしとの勝負に勝てたら秘伝マシンをあげましょう」
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星満「ヒノアラシ!"ひのこ"!」
長老の最後のマダツボミも戦闘不能となった。
長老「やーれやれ、負けてしまったようじゃな」
星満「・・・・・」
長老「秘伝マシンは君の物じゃ、君のような素晴らしいトレーナーが
   育ってくれれば私はうれしいよ」
星満「はい、ありがとうございます」
長老「では、さらばじゃ、ポケモンマスターへの道のりは長く遠い
   じゃろうが、ガンバッテくれ」
星満「長老さん」
出口に歩きながら星満が言った。
長老「なんじゃ?」
星満「こんど戦うときは本気で」
長老はおどろいた様子だった。
長老「ほほ、ばれておったかい。わしが手加減して戦っていることが。
      こりゃ、ますます楽しみなトレーナーじゃ・・・・」
塔を出ると、陽差しがまぶしく感じられた。
えっと、ここから近いのは・・・コガネだ。
しかし、確かコガネへの道は通れなくなってるらしいから・・・・
そうると、一番近いのはヒワダになる。
キキョウシティを南下したところにある街だ。
しばらく歩いていると、大きい建物が見えた。
星満「なんだ、こりゃ・・・?」
遺跡のようなものだった。
地図によるとアルフの遺跡・・・らしい。
よし、今日はここで息抜きしてくかな。

中を有る程度回ると、一風変わった部屋があった。
なんだか、パズルの様な物があった。
案内のお姉さんが説明してくれた。
案内「それはパズルになってるの、この遺跡の
   謎をひもとくようになってるらしいんだけど・・・・」
謎と聞いたらだまっちゃいられない。
星満「あの、これって誰がやってもいいんですか?」
案内「勿論よ、でも出来た人はいままでいないの」
星満「OKッス、オレが第一号になってみます!」
案内「そう?ガンバッテね」
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五分と経たない内に出来た。
あっけない。本当に誰も出来た人はいなんだろうか?
しかし、案内のお姉さんが絶句してるところからして、
本当に解けた人はいないんだろう。
案内「わ、私研究所の人たちを呼んでくる!」
・・・・ふう、早く終わったとはいえ
なんだか、疲れてしまった。
ふと、パズルの横を見ると、説明書きが書いてあった。
「大昔に絶滅したポケモン」
絶滅・・・かァ。
そう思うとなんだかわびしくなってくる。
石版の目の前に腰を下ろすと、イキナリ床が消えた。
星満「え?」
ヒューーーン、ドン!
落下してしまったらしい。
星満「いててて」
腰をうってしまった。
ったく、遺跡だからガタが来てるのか?
星満「まあ、あのお姉さんがくれば、すぐに・・・!」
何かの気配を感じた。
1つではない。たくさんの。
なで回すかの様な視線も感じた。
それがなんの気配であるかはわからなかったが。

    ......