A star in the whole sky 第十二話:きっと同じ
アサギの灯台も一件落着。
ココは一気にエンジュを通ってチョウジ、フスベに行きたい。
そうと決まれば早くいかなければ!
スケボーで一気にエンジュの東までやってきた。
星満「・・・水か・・・・山か」
左には山が見えた。洞窟もみえる。一応向こう岸に繋がっているらしい。
でも、やっぱ水の上を行った方がラクだよな・・・
星満「よし、ランターン!"なみのり"でいくぞ!」
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星満がチョウジに付いた時、人が慌てて北の方から駆け下りてきた。
星満「ど、どうしたんッスか?」
町民「赤いギャラドスが来たの湖に現れたんだ!!」
星満「は、はあ。赤い・・・赤いギャラドスッスか」
嘘かどーかはわからないがとにかく面白そうな話だ。
ジムに行く前にちょっと遊ぶのも悪くない。
星満「よっしゃ、ちょっと行ってみるか・・・・!
   エアームド!かっ飛んで行くぞ!」
   
−いかりの湖上空−
星満「うわ、見物人がわんさかいるぞ」
人目でも色違いが見たいのだろう。湖の周りには見物人が
隙間無くびっちりと詰まっていた。
赤いギャラドスは・・・・いた。
湖のど真ん中に。どんと構えている。
しかし・・・なんか、妙だ。
野生のポケモンとは思えない。野生のポケモンは
だいたい気が荒くて・・・しかも、ギャラドスだ。
ここまでおとなしいのは絶対におかしい。
少し、近づいてみるか・・・
星満「エアームド、高度を下げてくれ」
ギャラドスの目の前まで来た。依然、おとなしい。
もしかして、ケガでもして弱ってるのか?
それなら、捕獲するに限るんだが・・・・
そう思った瞬間、手にハイパーボールを握っていた。
星満「そら!」
ボールが弧を描いてギャラドスにあたった。
ボールの中にギャラドスが吸い込まれていく・・・・
が、出てきた。捕獲失敗だ。体力はありあまっているらしい。
星満「うーん・・・・、一体どうして・・・」
そうして、ギャラドスの右側に移動した瞬間だった。
いきなり、ギャラドスが暴れ出した。
星満「へ?」
そして、ギャラドスが星満の方を向く。
明らかに敵意を示していた。
星満「マズイ、エアームド!上昇だ!」
しかし、すでにギャラドスの尾が直撃していた。

バシャーン!
水中にはたきおとされた。
そこで、おぞましいものを見た。
水中に、ギャラドスが何十匹と眠っていた。
そして、赤いギャラドスが吠えるとそれを合図のように
全てのギャラドスが目をさました。
星満(や、やべぇ・・)
水中に上がると、相変わらずギャラドスはこちらを向いていた。
水面下にもギャラドスがびっしりいる。
エアームドはさっきの一撃でのびてしまった。
どうすれば助かるのか全く見当が付かない。
ふと、何かが目に映った。
人だった。
××「ハクリュウ!"はかいこうせん"!」
ギャラドスが水の中に倒れた。
××「大丈夫かい?」
そう言って、その人は手をさしのべた。
星満「あ、ありがとうございます」
××「いや、礼には及ばない」
爽やかな声だった。赤いマントを羽織っている。
その手で引き上げられ、ハクリュウの上に乗った。
星満「あ、はい。おかげさまで」
ワタル「そうか、僕の名前はワタル。君の名前は?」
星満「ワカバタウンの星満です。
   ところで、このギャラドスは一体・・・」
ワタル「ふむ、どうやら僕の調べた結果によると、
    この近くのどこかで強力な電波が発生していて、
    それがギャラドスの生態系を変化させてしまったらしい」
星満「強力な・・・電波」
ワタル「そこで・・・だ。君の先ほどの腕を見て頼みがある。
    僕に協力してくれないか?別にしなくてもいい。
    君自身が決めてくれ」
星満「・・・協力します」
ワタル「そうか。最近の調査だと、電波はチョウジタウン。
    しかもポケモンセンターの近くが有力だ!」
そう言ってワタルはカイリューをボールから出した。
ワタル「さあ、これにのって。急ぐぞ」
カイリューが空を舞った。

−チョウジタウン−
ワタル「恐らく、電波はあの店から発生しているな」
そういってワタルはまんじゅうやを指さした。
ワタル「僕から行こう。君は少し待っててくれ。
    なにか異常があったらすぐに来てくれよ」
そう言い残し、ワタルは建物の中に入っていった。
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三十秒程たったころ、爆音が建物の中から響いた。
急いで、ドアを開けて中に入る。
ワタル「カイリュー!破壊光線!」
破壊光線が敵らしき人に当たる。
ワタル「さぁ、地下室への入り口を教えて貰おうか」
敵らしき人物が、部屋の片隅の畳を外した。
ワタル「これが・・・よし、行こう、星満君」
ワタルはさっさと中へ入っていってしまった。

−コガネシティラジオ塔−
今日、ここラジオ塔では、ラジオ番組の収録が行われていた。
クルミ『は〜い、今日の"ポケモン語講座"は
    今回から水ポケモンに変わりまして、
    ゴーストポケモンの言葉で〜す。
    司会はこのクルミ、そして講師は
    ゴースト使いでも有名なドライマーさんです!』
ドライマー『みなさん、こんにちは。ドライマーです』
クルミ『それでは、早速始めたいわけですが・・・』
ドライマー『そうですね、まず、ゴーストポケモンのは
      文字数が多く、単語は短めというのが特徴です。
      文字数が少なく、組み合わせで言葉を作る
      ノーマルポケモンとは対照的な訳ですね』
クルミ『そうですか、それでゴーストポケモンの
    "こんにちは"っていうのはどうすれば言えますか?』
ドライマー『そうですね。まず・・・』
そう言いかけた時だった。
R団「動くな!これよりこのラジオ塔は我がロケット団が占拠する!」
ドライマー「・・・R団・・・だと?」

    ......