新井星一物語大学編第二話:幾たびの想い

−官僚大学−
一年生の入学式をすませて、桜が舞っている校庭で一人の
女の子が星満へ駆け寄ってきた。
桜「星満〜〜!」
星満がそれに気付く。
星満「あ?あ、ああ。桜。どうやら、官僚に来れたんだな」
桜「何よ〜久しぶりにあったのに〜その言葉〜!
  "元気にしてたか"とか言えないの〜〜?」
星満「……元気にしてたかなんて声を聞けば分かる………」
桜「それもそうね」
桜が微笑む。
この桜という女の子は星満が高校生だったときに
星満に恋をして、やや強引につきあい始めたが
星満のほうもまんざらではないらしい。
桜「そういえば噂で聞いたんだけど星一先輩の
  大学が6リーグに出てないって本当?」
星満「あ、ああ………あいつも何やってるんだか…………」

−あかつき大学−
進「兄さん!」
守「ああ、進………」
進「星一さん達………また出ないんですか!?」
守「ああ、やはり、四年の秋まで出ないらしい。」

−仏契大学前−
鴨方は帰宅すると途中だった。
前から四人ほど歩いてくる。
春東「お?鴨方じゃないか!」
鴨方「お、大山兄弟のお出ましか?」
夏西「秋のリーグ優勝おめでとう」
秋南「まあ、全国ではすぐ敗退だったけどね」
鴨方「うるへい(笑)」
冬北「それはそうと、また星一のするめはでないらしいな」
鴨方「ああ、もうすぐ対決できると思ったんだが……」
春東「それより今から一杯やらない?久々に会話したんだし」
手をクイッと動かす動作をする。
鴨方「お、いいな!今夜は徹夜だ!」

結局その年もするめは出てこなかった。
春の大会はあかつき、秋の大会は仏契が優勝を獲得した。。

−三年目−
−官僚大学−
星満は図書室で本を読み耽っていた。その時
一人の男と一人の女が入ってきた。
??「ったく、あのセンコー人をいいように使いやがって……」
??「まあ、まあ、龍くん。おさえておさえて」
龍之介「ったくよー!
    "相対性理論とその現象の裏付け"!?
    んなもんを見てどうしようっつんだよ」
明日香「まあ、まあ、早く持っていきましょう」
龍之介「あ、あったあった」
星満「…………(どこかで見たことあるようなやつだな)」
龍之介は星満がこちらを見ていることに気付く。
龍之介「……なんか用かい?」
星満「イヤ、別に……」
龍之介「そうか、じゃあな」
星満「ちょっと待て」
龍之介「なんだよ」
表情が幾分か怒っている。
星満「お前、もしかして極亜久高校だったか?」
龍之介「ああ、そうだったがそれがなんなんだよ。
    それともなにか?極亜久高校はだめだってのか?」
星満「いや、そうじゃない。極亜久高校は3年前の甲子園で
   出場を辞退しただろ」
龍之介「ああ」
星満「何故だ?」
龍之介「別に。お前に話しても何にもならないだろ」
星満「それはそうだが……」
龍之介「じゃあな」
星満「待て」
龍之介「なんだよ!」
星満「お前……野球はやらないのか?」
龍之介「今の俺は暇じゃない。じゃあな。もう引き留めるなよ」
龍之介と明日香はその場を去っていった。

−四年目−
春にも結局するめ大学は出てこなかった。

そして、秋。
各大学に6大リーグの通知が配られた。

−官僚大学−
星満「そうか、ついに……」
−仏契大学−
鴨方「やっと……だな」
−熱血大学−
大山兄弟「ついにご登場ってわけだ」
−あかつき大学−
進「ついにですね、兄さん!」
守「ああ、長かった……ついに……」

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