新井星一物語大学編:プロローグ

大和との甲子園での熱い戦いから半年以上がたった・・・ 星一達は大学生になっていた。 半年前の甲子園。猪狩からの 「大学で勝負だ!」という言葉を胸に星一は大学生になった。 他のやつらも・・・ 星一と光はするめ大学へ。 星満は官僚大学へ。 大山兄弟は熱血大学へ。 鴨方は仏契大学へ。 そして猪狩はあかつき大学へ。 全員合格が決まったらしい。 そして4月・・・ −するめ大学− 野球部室に一人の少年が入った がちゃり 田中「よくきたなサダメワン!」 入って早々勢いよくそう言った。老人である 星一「な、なんだ?」 田中「今日から君はサダメワンじゃ!われわれと一緒に    優勝を目指すぞ!」 星一はしばらくあっけに取られていたが、 冷静を取り戻して言った 星一「なんなんだあんたは」 田中「わしは全国を渡り歩き、精鋭だけを集めてきた。    そしてそこで完成したのが伝説の野球部サダメナインじゃ!」 星一は頭を掻いて言った 星一「オレはそんな訳の解らん宗教みたいなのは知らん」 田中「ちょっとおぬしちょいと服を脱いでみぃ」 星一「は?」 星一の動きが止まった 田中「みんな!取り押さえろ!」 全員「わーーー!」 サダメナインの部員全員が星一に 襲いかかった。これではさすがの 合気道も無意味である 星一「やっ、やめろーーーーーーーーー!!!!」 田中まさるは星一のカラダを見て言った 田中「むっ、おかしいのう…どこにも球のアザが無いぞい」 星一「だっ、だから言ったんだ!このおいぼれじじいが!」 星一は急いで服を着た 田中「ま、細かいことは気にせんでいいじゃろう。    とにかく練習じゃ!」 星一はくるっと振り返って言った 星一「オレは帰らせてもらう」 田中「逃げるのかの?」 星一はその言葉に反応し、振り向いた 星一「……なんだと…?」 星一の目はもう殺気付いている 田中「わしらの厳しい修行について行けん。    そう思って逃げるんじゃろ?    わしらは構わんよ。所詮おまえさんはその程度の    器じゃったっちゅう訳じゃからな」 田中まさるは笑いながら言った。 そこで星一が近寄って言った 星一「おいじいさん。オレは野球経験なんかそのへんの    奴らとは訳が違うんだぜ?何が練習についていけねえだ    ふざけんなよ。どんな厳しい修行でもついていけるぜ」 田中まさるはそれを聞くと部屋の隅にあるタンスから ユニフォームを取った 田中「そうか。ならこのユニフォームを着るがよい」 星一「するめ大学野球部のユニフォームだな?    いいだろう。俺は今日からサダメナインに入ってやる」 田中「よし!これでよい!これで常勝あかつきはおろか    全国大会でもブッちぎりの優勝じゃあああぁぁ!!」 星一「……変な具合になっちまったが……    まぁいいか。オレは野球をしてんのが似合ってるからな    ……あいつとの約束でもあるしな」」 そして星一達は猛特訓を始めた −官僚大学− 2日目、星満は早速、野球部を見に行った。 星満「ふぅ・・・さて、どんなものかな・・・・?」 星満がグラウンドをのぞく。そこには・・・ 星満(大倉先輩!?) 大倉先輩だった。城南高校で2年年上だった先輩。 そういえば官僚に言ったといつか聞いた記憶がある。 その先輩が目の前にいた。 星満「大倉先輩!」 星満が歩みよりながら話しかける。 大倉「!?」 気付いたようだ。こちらを振り向く。 大倉「あ・・・もしかして、星満か!?」 大倉先輩の顔が笑みへと変わっていく。 星満「そうですよ!覚えてくれてたんですね!?」 大倉「当然だろ、お前ら甲子園で何度か優勝するぐらいだから」 星満「そうですか・・・・」 大倉「で?当然野球部にはいるのか?」 星満「ハイ!」 大倉「そうか、ちなみにこの部は勉強が出来ない者は    練習に参加できなくなるからな。まあ、お前には関係ないだろう」 星満「はい」 −熱血大学− 春東「ええ?部員が全然いない!?」 望月「そうだ。じゃあ、ヨロシクな」 そういい、望月さんはさっていってしまった。 夏西「野球部員がいなくて潰れちまう!?」 秋南「しかも今年中に勝たなくては結局廃部!?」 冬北「こうしちゃおれん、星一達と戦うためには部員を集めなきゃ!」 全員「オー!」 −仏契大学− 鴨方は11月のドラフトの時を思い出していた。
鴨方「え?プロは無理!?」 影山「そうだ、君の力はあの星満君に匹敵する。    いや、それ以上かもしれん。しかし」 鴨方「・・・・・」 影山「君はムラッケが激しい。それでプロは難しいのだよ。」 鴨方「・・・そう・・・・ですか」 影山「そういうことだ。ではこれで失礼するよ」
こうして鴨方は仏契大学へ入った。 なんでも部活が厳しいという話しだったからだ。 部活の練習に鴨方は行った。 大豪月「新入部員!よくぞ仏契大学へ来た!」 鴨方「・・・・・」 大豪月「これからビシビシ鍛える!以上!」 鴨方(・・・なかなか面白そうじゃん) −あかつき大学− 梅田「いいか!俺が監督の梅田だ!    この大学では定期的にテストを行う!    それに合格すれば3軍なら2軍に、2軍なら1軍になれる!    だが、不合格なら、停滞、場合によっては降格だ!    1軍でなければ誰も試合にはださん!以上だ!」 守(……ボクなら一軍になるのも時間の問題だな) グラウンドで少年たちが話しこんでいた 少年A「まったく…あいつのせいで全然一軍にあがれやしねえ」 少年B「しかたねえだろ。あいつはプロに行けたぐらいの腕前なんだから」 少年Aは腕を組んで言った 少年A「あんな奴反則だぜ。絶対」 そのあいつというのは猪狩守のことである。 猪狩守「……フン。くだらないな」 その張本人は入れ替え試験を終わっていた 少年C「猪狩」 猪狩の先輩が声をかけた 猪狩守「…なんですか?」 猪狩は表情を変えずにさらりと言った 少年C「……野球は…楽しいか?」 猪狩守「……ええ。楽しいですよ」 猪狩はやはりさらりと言った 少年C「…本当か?」 猪狩守「はい。ただ……」 少年C「ただ?」 先輩は聞き返した 猪狩守「張り合う相手がほしいんですよ。     ボクを本気にさせるような相手が」 猪狩は少し笑いながら言った。 先輩は表情を変えずに言った 少年C「そんな奴全国さがしてもいるのか?」 猪狩守「少なくとも4人ほどは」 高校時代会った、龍之介、拓郎、星一、野球マスク(進)の事である 少年C「まぁとにかくほどほどにしろよ。入れ替え試験」 猪狩守「…ここもスゴい人が集まってるんですけどね     やっぱりボクとは誰も張り合えそうに無いですよ」 少年C「……そうだな……」 先輩はなにかを考え込んでいるようだった。 そして軽く笑った 猪狩守「? なんですか?」 少年C「あのな。俺はお前のそのうぬぼれが     自分を強くする力になる時を見てみたいんだよ」 先輩は微笑みながら言った 猪狩守「うぬぼれが……力になる?」 少年C「ああそうだ」 先輩は笑いながら言っている 猪狩守「それは…どういう…?」 少年C「ふふ。簡単な事だ。どうせお前は自分より強い相手は     もう二度と見つからないと思っているだろ?     まずそれが『うぬぼれ』ってヤツだ」 猪狩守「……」 猪狩は黙って聞いている。先輩は続けて言った 少年C「そんでお前より強い奴が現れたときお前はどうする?     黙って見てるだけか?違うだろ」 猪狩守「…最低でもそいつだけは抜きたいと思いますね」 少年C「その時が見たいって言ってるんだよ」 猪狩守「……チカラに…変わる…」 猪狩は何かを思い立ったようだった。 猪狩守「…星一!いつでも来い!」
※一部の文を龍さんから特別許可を頂き、掲載させてもらっています。