新井星一物語ポケモン編第三話:お月見山
星一達はトキワの森を抜け、ニビシティに入った。
星一「この町は…お、ジムがある…さっさと行くか」
星一はタウンマップを見ながら言う。
街の北西部にジムがあるらしい。
一直線に星一はジムへと向かいだした。

−ジム−
ジムの中に入った星一はトレーナーを二人倒し、ジムリーダーへ向かった。
星一「俺の名前は星一!ニビシティジムリーダーに
   バッチを賭けた勝負をしに来た!」
タケシ「我が名はタケシ!よいだろう!勝負だ!
    勝負形式は1vs1!先に相手のポケモンを倒した方が勝ちだ!」
星一が腰のボールに手を当てる。
星一「よし!行け、ゴース!」
・
・
・
星一「ゴース!"さいみんじゅつ"!」
タケシ「くっ……」
星一「よし!とどめだ、"サイコキネシス"!!!」
イワークは大きな音をたてて倒れた。
タケシ「ふ、俺の負けだな、グレイバッチを受け取れ!」
タケシがポケットからバッチを取り出す。
グレー色に渋く光るバッチだった。
星一「ありがとよ、タケシ」
タケシ「お前はなかなか見所がある、このワザマシンをやろう」
星一「…サンキュ」
タケシ「お前、この後お月見山に行くんだろう?」
星一「ああ……行くけど、それがなんだ?」
タケシ「なんでも今、お月見山には”ロケット団”がいるらしい」
星一「ロケット団?あのポケモンを悪事に使う組織か!?」
タケシ「ああ、今は化石の発掘を行っているらしい」
星一「……化石の発掘を?」
タケシ「まあ、今のお前ならロケット団ごとき楽勝だ!ガンバレよ!」
星一「フ……まあ、やってみるよ」
タケシ「今度あったときは負けないからな」
星一「…望むところだ」
タケシと熱い握手をして、星一はジムを後にした。
その後のお月見山に続く道路では星一に
かなう奴はいなく、星一達はお月見山に着く
光「へえ…ココが遥か昔に隕石が落ちたって言うお月見山…」
星一「早くココを抜けてハナダに行きたいからな。さ、いくぞ!」
星一達は洞窟に駆け込んでいった。

−お月見山内部入り口付近−
星一「なんだ、中は結構明るいな……」
光「そうね……洞窟って言うくらいだからもっと暗いものだと思ったわ」
星一「ま、さっさと行くぞ!」

−お月見山内部中心−
星一「…止まれ!光!」
歩いていた光の体の前に手を当て、光を制止する。
光「…何?」
星一は指を指した。指した方向には…ロケット団だった。
星一達の位置からはよく分からないが、何かを採集しているみたいだった。
光「ロケット団!?」
光の声は洞穴内に響いた。
星一「シー!声がでかい!!」
作業をやめてロケット団が振り向く
R団「誰だ!?」
星一「…ばれちまったもんはしょーがねーな…」
星一は岩陰から出た。
光「星一!?」
今度は小さい声だった。
星一「いいから黙ってみてろ」
これまた小さい声だった。
R団「誰だお前は!?」
星一「俺か?俺はマサラタウンの星一!
   お前等の悪事をほっとくわけにはいかねぇ、ポケモン勝負だ!」
R団「フ…生意気な小僧め!!」
−20秒後−
先ほどのR団の男は星一のフシギダネの”ツルのむち”で縛られていた。
星一「口ほどにもねえな、オッサン」
R団「オッサンはやめろ!これでも30代前半だぞ!」
男は得意げに話す。
星一「それじゃ、十分オッサ……っとこんな話はどうでもいい。
   お前らはこの洞穴で何をしていた?」
R団「そ、そんなこと言える分けない!」
星一「普通そうだよな〜…でもいいんだ、こっちにだって考えがあるんだから…」
星一は「ニヤ」と笑った。
星一「フシギダネ、少しずつツルをきつくしろ」
R団「ひ、ひぃ!それだけは勘弁!」
男は怯えた。締め付けられると並の痛さではすまないからだ。
星一「じゃあ、いいな。こんな洞穴で何をしていたのか」
R団「わかった、わかった。言うよ……実は……」
男の声のトーンが下がる
R団「化石を発掘していたんだ…」
星一「化石!?(やはりタケシの言っていたことは正しかったのか……)」
R団「ああ、そうだ。もういいだろ!このツルを放してくれ!」
星一「そうもいかねぇな」
星一が踵を返す。
星一「お前が上の奴らに俺の事を教えると厄介な事になる。
R団「そこをなんとか〜〜……」
星一「じゃあ、今、ロケット団はどんな事をしているんだ?
   それを話したら放してやるよ……」
R団「く……わかった話す、話してやるよ…
   今、ロケット団はポケモンの『生態実験』を行っている・・・」
星一「生態実験!?」
R団「声がでかい!…今は幻のポケモンミュウを使い、『ミュウツー』
   を作っているんだ…だがミュウに逃げられた…幹部は必死にミュウを探してる」
星一「ミュウツー!?それに…ミュウだと?!」
『ミュウツー』寒気がおきる名前だった。
それ以前にロケット団がミュウを探していることに恐怖を覚えた。
星一「おい!そのミュウツーってのはなんなんだ!」
男を掴み星一は問いかける
R団「俺は下っ端だから詳しいことはわからねぇが…
   何でも『戦うために生まれたポケモン』らしい…」
星一「戦うためだけに……生まれたポケモン……?」
R団「ああ、攻撃力や防御力なんかも優れていて、しかも…」
男が言いかけたときだった
??「下っ端のくせにそれ以上話しても良いのかな?ククク・・・」
R団「…幹部!?」
男がかしこまる。
星一(R団の…幹部!?)
星一は身構えた。
幹部「さて…星一君だったね、私達の事をどうするつもりだ!?」
星一「ヘ…決まってんだろ、ブッ潰す!ゴース!"サイコキネシス"!」
??「フ、ゴルバット!"あやしいひかり"!」
星一("あやしいひかり"は相手を混乱させるワザだったな・・)
??「戻れ!ゴルバット!」
星一(…な!?引っ込めた!?
??「ベトベトン!"ヘドロパンチ"をお見舞いだ!」
星一「ぐわぁ!」
星一はヘドロパンチをもろにうけ、その場に倒れた。
??「なかなか筋のある少年だ……いつか強くなって私の所へこい。
   その時にまた勝負だ、次は手加減無し……
   今回は命を助けといてやろう………」
星一の意識はそこで途切れた…