新井星一物語ポケモン編第八話:クチバジム
大きな建物を前に星一が呟く。
星一「……ここがクチバジムか………」
光「そうね、早く挑戦しちゃいましょ!」
重苦しいドアに星一が手をかける。
古めかしい音と共にドアが開いた。
中は漆黒の闇が広がっていた。
星一「すいませーん、ジムリーダーはいますか?」
──静寂しかなかった。
星一「なんなんだ、ここは?」
そういったその時だった。暗闇から声が聞こえる。
??「マチスにあいたいんだったらスイッチをみつけな。」
星一「うわぁぁぁあ!」
光もつられてびっくりした。
だんだん闇に目が慣れてきた。声をかけたのは
眼鏡をかけた青年だった。
??「そんなにびっくりするなよ。
   とりあえずマチスは用心深くてな、
   そこにあるゴミ箱のスイッチを1,2と
   順序よくつけないとマチスが出てこない仕組みらしい」
星一「そうですか…ところであなたは?」
??「俺か?俺のことは気にするなよ、未来のチャンピオンとフィアンセ」
星一「ハ?」
??「おおっと、そんなことよりも早くスイッチを見つけたら
   どうだい?フィアンセはもうスイッチを探してるぜ」
星一が振り返ると確かに光はスイッチを探していた」
星一「ああ、じゃあ、俺も。ありがとうございまし……」
振り返るとそこにはもうさっきの人がいなかった。
星一「……?まあ、いい。とりあえずはスイッチだ」

−20分後−
星一「やった、見つかった〜〜!」
光「ホント!?やった!」
するとゴゴゴという音と共に奥の扉が開いた。
マチス「ヘーイ!プアリトルボーイ!よくぞヒアまでカムしました!
    さっそく、バトルでもドゥーしましょう!」
星一(………この人変だ)
マチス「ミーのエレクトリックにビクトリー出来ますか!?」
マチスの投げたボールからはライチュウが出てきた。
星一「行け!ゴースト!」
マチス「ライチュウ!”10万ボルト”!」
星一「ひるむな!ゴースト!”サイコキネシス”だ!」
マチス「ライチュウ!”電光石火”で相手を撹乱デース!」

−5分後−
まだ、バトルは続いていた。お互いのポケモンの体力は同じ。
星一(次の一発で・・・)
マチス(ネクストのアタックが・・・)
星一(最後だ!)
マチス(ラストデース!)
星一(ライチュウに対して”サイコキネシス”をやった場合なら
   俺は相手が”電光石火”以外のワザなら勝てる!
   もし”電光石火”なら”ナイトヘッド”だ)
マチス「ライチュウ!」
星一(来る!)
マチス「10万……」
星一「は、早い!間に合うか!
   ゴースト!”サイコキネシス”!」
その瞬間一瞬ライチュウの動きが止まったように見えた。
星一「………?」
”サイコキネシス”が当たってライチュウは戦闘不能になった。
マチス「オ〜ノ〜!負けてしまいました〜!
    ユーアーストロングボーイ!バッチはユーの物デース!」
星一「ああ、はい。どうもありがとうございます」
光「やったね、星一!」
星一「じゃあ、これで俺達は帰りますんで」
マチス「オ〜!チャンピオン目指してまっしぐらしてくださーい!」
星一が扉を閉めて外へ出ていった。

マチスがジムに設置してある電話を使った
trrrrrr.........
サカキ《私だ》
マチス《ボス、今日ミュウを連れた子供の連れの少年と戦いましたぜ》
先ほどとは違い、なめらかな日本語だった。
サカキ《ほう・・・それで?》
マチス《大したことはありません、ですが・・・・》
サカキ《なんだ?》
マチス《あのガキの使うゴーストが異様に強かったです。
    トレーナーの名前は星一というんですがね。》
サカキ《レベルが高いだけではないのか?
    ゴーストは通信しないと進化しない、そのまま
    育てるやつだって多いはずだ。》
マチス《ロケット団の測定値を使いましたがだいたい
    レベル25ぐらいでしたが実際には40ほどの強さかと・・・》
サカキ《ほう、面白い。ということはその少年は
    ポケモンの力を若い内から引き出せると言うことか》
マチス《そういうことになりますかね》
サカキ《よし、カントー中のロケット団に伝えろ!
    標的追加!ターゲットはミュウと星一だ!》
マチス《了解》
そういい、マチスは電話を切った。
マチス「ふ、星一よ。お前などロケット団の前では………」

星一「よし!光!早くイワヤマトンネルを越えようぜ!」
光「ウン!」
もう、二人はイワヤマトンネルを前にしてた。