新井星一物語ポケモン編第十一話:最強のポケモンあらわる!?
−タマムシシティ−
この街はカントーの中でも中心部に含まれる。
この街の西にはデパートが構えていて、
さらに西へ進とサイクリングロードという
セキチクへ直通の海の上の道がある。
他にも、ゲームコーナーがあったり、
色々にぎわってる街だ。

星一「瞬がいるはずなんだけど…………」
星一が当たりを見回しながら呟く。
光「どこにいるのかしら」
瞬「星一さん!本野さん!」
瞬の声が響いた。ゲームコーナーの前に瞬がいる。
星一が駆け寄って話した。
星一「ゲームコーナー?なんだ、こんなのに興味があるのか?」
瞬「違うんですよ、ある、情報が入ったんです」
星一「情報?」
瞬が声を落とした。
瞬「この、ゲームコーナーにロケット団の出入りがあったらしいです」
星一「ホントか?!」
瞬「ハイ、それで今から入ろうとしたわけです」
星一「そうか、じゃあ行くぞ」
光「私も行くからね」
星一「……止めても無駄なのは良く分かってるって
   ただ、光。ミュウは世界に一匹のレアポケだ。
   ロケット団には絶対見せるなよ」
具体的にロケット団がミュウを狙ってるとは言わなかった。
光「え?じゃあ、私戦えない……」
星一「ほら」
星一がボールを渡す。
星一「ダグトリオだ。少しは戦力になるだろ」
光「あ、ありがと」
瞬「さあ、入りましょう」

−タマムシゲームコーナー−
男「ああくそ!またずれた!この台壊れてるんじゃないのか!!??」
男が台を叩きながらわめく。
星一「思ったより凄いところだな(汗)」
瞬「そうですね。」
光「で、瞬さん、どこから入るの?」
瞬「情報によると、このゲームコーナーのどこかに
  スイッチがあって、それを押すと地下への階段が開くらしいです」
星一「よし、早く探そう」

数分後、光がポスターの後ろに会ったスイッチを見つけて
地下通路を発見した。
星一「……いくぞ」
階段を見つめながら星一が言った。
瞬「ハイ」
光「分かったわ」

−タマムシゲームコーナー地下−
カツーンと、自分の足跡が響く。
するといきなり敵とはちあわせになった。
R団の男「なんだ!?お前らは!」
星一「……ここは何をやってるところだ!?」
R団の男「お前には関係ない!行け!ドガース!」
数秒後、ドガースはコテンパンにやられていた。
星一「さ、早くいえよ」
R団の男「(なんだ、このガキは…………)
     ココは、ミュウツーを作る実験をしている所だ。」
『ミュウツー』 お月見山でもその言葉を星一は聞いた。
戦うためだけに生まれてきたポケモン。それがミュウツーだ。
星一「そうか………」
R団の男「ミュウツーは強い。お前では倒せないだろうな!
     ハハハハハハ!ドガース!"煙幕"!」
星一「しまった!煙が………」
光の咳が聞こえる。
瞬は必死に探していたが、煙が濃く、見つからなかった。
星一「逃げられた……」
光「どうするの……?」
瞬「あいつはきっと幹部級のやつらに連絡を取るでしょう、
  そうなったら警備が厳しくなります。
  そうなる前に早く行きましょう!」
星一「ああ」
しばらく歩いただろうか。
落ち着いてきたせいか随分と空気が涼しく感じられた。
そんなとき、
瞬「ちょっと星一さん!」
星一「なんだ?」
瞬「この部屋なんでしょうか?」
瞬が見た目にも重苦しいドアを指さす。
星一「ホントだ。ここだけ厳重だな」
瞬「何かあるんでしょうか?」
星一「わからない………が、入るぞ」
瞬「そうですね」
ドアを星一が押す。しかし、びくともしない。
星一「だめだ、二人で力を合わせよう」
瞬「はい……せーの!」
星一「とりゃ!!」
ズズ ドアが少しずれた。
星一「よし、押すだけで良いぞ」
ギギギギギギ…………
ドアがゆっくりと開いた………
星一「なんだ、ここは?」
その場所は薄暗く、とても広かった。
生態実験室みたいなところで、
人なら軽く入れそうなカプセルが幾多も並んでいた。
その中のいくつかはポケモンが入っていて、
液の中に浮かんでいた。
思い出したように星一が瞬と光に入っても平気だ。とサインを送る。
その中の全部のカプセルが青白く光っていた。
ただ、ひとつ、濃い紫色に光るカプセルを見つけた。
星一「なんだ?これは………?」
青白い体、すらりとした手。
星一の見たことのないポケモンだった。
ただ、まぶたを閉じていた。
いつ、この眼が開いてもおかしくない、と星一は思った。
手足は鎖でつながれている。
まるで強固たる力を封印するかのように………
星一がカプセルに付いていた名札に気付いた。
星一「mew…………two?ミュウツー!?ミュウツーなのか!!?」
瞬「どうしたんですか?星一さん!」
星一「これが………ミュウツー………」
瞬「ミュウツーって、あの戦うためだけに生まれてきた
  っていうポケモンですか?」
星一「ああ、ミュウの遺伝子がないと出来ないという
   話だったがこれは一体どういう……」
??「フ、それは簡単な事。ロケット団の技術のおかげさ」
部屋中に声がこだまする。
星一「誰だ!?」
??「まあ、自己紹介などどうでもよい」
まだ、声の主の位置が分からない。
星一「この、このミュウツーはどうやって!?」
??「R団の科学力により、完全なミュウツーより
   やや劣るが、戦えるミュウツーが作れるようになったのだ」
星一「このミュウツーは何故カプセルの中に入っている?」
??「あまりに強すぎるからな。普段はこうやり、
   力を抑えているというわけだ。
   いざというときしかミュウツーは使わない……」
星一「…………」
??「そして、今が目覚めるときだ!目覚めよ!ミュウツー!」
男の声に反応して、ミュウツーの眼が静かに開いた。
その眼はひどく冷たく、奥が深いような感じを受けた。
カプセルの中の液が抜けていく。
全部抜けたときにミュウツーの体がぴくりと動いた。
その瞬間カプセルがけたたましい音をあげて砕け、
ミュウツーをつないでいた鎖がぶち切れ、
カプセルの外に落ちていった。
そして、ミュウツーが自らの念力で少し浮き上がる。
ただそれだけで星一達の方へわずかな風が吹く。
ミュウツーの念力が強すぎるためにここまで影響が来るのか、
ミュウツーの威圧感なのかは分からないが、
星一達は少し押されるような感じを受けた。
星一「これが……ミュウツー」
ミュウツーの顔が青白い部屋の中で笑みを浮かべていた。