新井星一物語ポケモン編第十九話:シルフカンパニー
−マサラタウン−

星一達は一度、グレンでの疲れをマサラで癒すことにした。
龍之介は宿泊施設へ。光は念のために星一の家に。
そして、夜十時頃。
星一が布団から出た。地図を見た。
四方を街で囲まれたヤマブキシティ。
ここが怪しいと星一は確信を持っていた。
R団が出入りしているという噂も聞いたことがあるし、
なにより、街に入れないようにしてある。
光が寝ているのを確認すると
寝ているゲンガーをおこし、連れていく。
その後、机の上のモンスターボールを手に取り、腰に付ける。
そして、ドアノブに手をかけ家から出ようとした。
その時……
光「やっぱり……黙っていくつもりだったのね?」
星一が慌てて振り向く。そこにはさっき寝ていた光がいた。
星一「……………」
星一がちらっとゲンガーの方を向く。
光「なんで、なんで私も連れていってくれないの?」
星一「危険だからだ」
冷静に答える。
光「でも、でもミュウが……!?」
その瞬間、強烈な眠気が光を襲う。
光がその場に寝てしまった。
星一「ゲンガー、よく俺が"さいみんじゅつ"の
   サインを出しているってわかったな。」
光を抱き上げながら星一が言う。
星一が光をベットに戻した。
星一「……死ぬのは俺だけでいい………」
そういいながら、光のいる部屋から出た。

−ヤマブキシティ−
星一「やっぱ夜でもR団がうろうろしてんなぁ」
夜でもR団員が10人はうろうろしている。やはり、怪しい。
その中の一人がビルに入っていった。
星一「ここが……敵のアジトか」
シルフカンパニー。カントー最大の企業。
色々な製品を生産しており、その力はジョウトまで及んでいる。
龍之介「待てよ、星一」
瞬「お久しぶりですね、星一さん」
声が後ろから聞こえてきた。
星一「………龍之介!?瞬?!」
瞬「星一さんが死のうとしてる、って龍之介さんから電話がありまして」
星一「知り合い……だったのか」
龍之介「お前の考えてることぐらいお見通しさ」
瞬「……また、ミュウツーですね?」
星一が頷く。
瞬「では、一刻の猶予もありません、早く入りましょう」
星一「待て」
二人「?」
星一「俺一人で行く」
星一が沈痛な表情で話した。
星一「ミュウツーは強くなっている。間違いなく死人が出る」
龍之介「オイ、何勝手な事言ってるんだよ俺は死んだって構わないぜ」
瞬「そうですよ、星一さん。僕たち
  死ぬのを覚悟してここに来ているんですから」
星一「しかし……」
龍之介「一人で死ぬなんてゆるせねぇ死ぬときは三人一緒だ」
流石に星一も龍之介の強情っぷりに参ったらしい。
星一「わかったわかった。わかったよ龍之介」
瞬「じゃあ、急ぎましょう」
三人はビルの中に吸い込まれていった。

−シルフカンパニー内部−
瞬「見張りがウヨウヨいますね」
龍之介「ああ。固まっていると目立つ。分離していくか」
星一「それが一番いいみたいだな」
三人がそれぞれ別れていった。
星一が三階、龍之介が七階、瞬が九階に行った。

−三階−
星一「ったく……広いなぁ、このビルは」
すでに15人ほどとバトルしている。しかし、ミュウツーが
創造されている場所は以前見つからない。
しばらく歩くと、広い部屋に出た。
星一「この部屋は!?」
背後から氷の固まりが飛んできた。
??「ククク、お客さんのお出ましか」
星一が氷をかわす。
星一「誰だ!!」

−七階−
龍之介「それにしてもよーミュウツーはどこだよ………」
龍之介の口からはため息が漏れている。
いけどもいけどもR団の雑魚ばかり。
早いとこ、倒さないとならないのに………
と思わざるを獲なかった。
ヒュッと炎が顔の横を過ぎていく。
龍之介「メタモン!」
素早くメタモンを出した。
??「ハーハッハッハッハ、
   もうミュウツー計画は最終段階に突入している!」
龍之介「なんだと!?」
   
−九階−
瞬「さて、ミュウツーは………」
電撃が飛んできた。
瞬「うわっ!!」
??「ヘイボーイ!こんな所になんの用デスカー!!?」
瞬「(敵!!?)」
??「ボーイ、何しにココニ来たのかい?」」
瞬「さぁね、答える必要はない!行け!パピヨン!ハイドロポンプ!!」

−11階−
サカキ「フフ、ついにミュウの遺伝子が手に入った!!」
ミュウの睫毛をミュウツーを創っている装置の中に放り込む。
サカキ「あと、少しすればミュウツーが完成する……」
サカキが笑みを浮かべた。
サカキ「もう、こんなポケモンに用は無いな」
乱暴にミュウを手下に渡す。
サカキ「そんなポケモン、その辺にほっぽっておけ!」
手下「しかし、ボス。これはとても珍しいポケモンで……」
サカキ「構わん。ミュウツーの強さに比べれば屑の様な物だ」
手下「了解しました!」
手下が部屋を出ていく。
サカキ「フ、フフフ、フハハハハハハ!ハーッハッハッハッハッハ!
    もうじきだ……もうじきR団が世界を征服する!!」