新井星一物語ポケモン編エピローグ
星一はヤマブキの丘に来ていた。
ここから東西南北の街へと通じていて、
クチバの港が見下ろせる小高い丘に・・・・
星一「・・・・・・」
サンダーとファイヤーとフリーザーの墓参りに来ていた。
・・・あの時、こいつ等が守ってくれなかったら
俺はどうなってただろう・・・・・この世界はどうなってただろう・・・
持ってきた花を置いてフッと街を見下ろす。
復旧作業もそれなりに終わっているヤマブキの街並みと2つの人影が目に映った。
龍之介と瞬だった。
龍之介「なんだ、星一も居たのか」
星一「龍之介・・・それと瞬」
瞬「さっきそこで会いましてね。ちょっと来たんですよ」
星一「そうか・・・・」
一瞬沈黙が訪れた。
瞬「・・・倒したんですよね、ミュウツーは」
龍之介「・・・・・・ああ」
星一「あの時、俺はミュウツーからトライアタックを受けて・・・
   正直、ああ死ぬんだなぁ・・・・って思っていた。
   俺の全てはここで終わるんだと思った。
   でも、その時、アイツらが守ってくれた。
   まさしく命がけでな」
龍之介「・・・・・・・」
星一「あの時は頭に血が上っていたから、つい自爆を考えてしまった。
   アイツらから守って貰った命なのにな・・・勝手なヤツだ俺は。
   でも、俺は生きていた。やっぱり・・・アイツらが守ってくれたのかもな」
瞬「そう・・・かもしれませんね・・・いえ、きっとそうですよ」
龍之介「そうだな、俺もそう思う」
瞬と龍之介はそれぞれ持参してきた花を置いた。
龍之介「・・・クチバもどうやら復旧が近そうだな」
丘からクチバを見下ろして龍之介が呟いた。
龍之介「さてと・・・」
龍之介が立ち上がった。
龍之介「俺はヤマブキへ帰るぜ。まだ復旧作業が残ってるんだ」
瞬「僕もハナダシティの復旧作業が残ってるんですよ」
星一「俺もタマムシシティの復旧作業頼まれてるんだ・・・・
   これから行く予定だったんだ」
龍之介「じゃあ・・・・とりあえずここでしばらくお別れだな」
瞬「また、会いましょうね」
星一「勿論だ。・・・元気でな」
三人はそれぞれ別の方向に歩き出した・・・・・
星一・瞬・龍之介「またな!」