新井星一物語高校編:特別版

初夏、星一にとっては2年目の夏窓の外では少しづつ セミの声が聞こえる教室に星一と本野は二人で話していた。 星一「・・・お泊まり会ぃ?」 本野「うん、今度みんなで集まろうって話になって・・・」 星一「でもお泊まり会ってお前・・・・」 星満「いいじゃねぇかよ。」 後ろから急に星満の声がした。 星一「でもさぁ・・・」 星満「みんなの交流を深めよう、って本野が企画したんだぞ。」 星一「・・・まあ、いいか。それで?何処でやるの?」 本野「そうそう、それよ。星一の家って大丈夫?」 星一「家か?・・・・まあ、いいけど」 −当日− 星満達は集まって星一の家に歩いていった。 星満「・・・ここか?」 本野「そうね」 鴨方「結構でかいんだなぁ・・・」 本野「うん。私も入ったことは無いけれど・・・」 春東「とにかく入ろうぜ」 ミッキー「じゃあ、ボク呼び鈴を押すー!」 夏西(何故外人なのにインターホンじゃないんだミッキー!!) ピーンポーン ・・・・ガチャ 星一「お、来たな。まあ、あがれよ    とりあえず居間は綺麗だから」 スタスタスタスタ・・・ 本野「うわー中も広いのね」 阿畑「ええ仕事してはるんやろな〜」 星満「あれ?そういえば親は?星一」 星一「親か?」 星一は冷蔵庫からジュースを取り出しながら言った。 星一「俺の親はさ、仕事の関係で世界中飛び回ってるんだよ。    だから、生活費用だけは送ってくるけど    あとは一人暮らしみたいなものかな」 星一はジュースの栓を開け、コップに注ぎながら話を続けた。 星一「気楽なもんだよ。飯はめんどくさいけどな    ・・・・で?来たからには何かするんだろ?」 阿畑「フッフッフ。よくぞ聞いてきれました!星一ハン    とりあえず日暮れまでは適当にやっておいて・・・」 星一「やって・・・・おいて?」 ジュースをつぐ手を止める。 阿畑「・・・・・・肝試しや」 本野「き、肝試し?」 阿畑「そや・・・この辺に墓場とかあらへん?星一ハン」 星一「え?まあ少し歩けば有るけど・・・・    高校生にもなって肝試しか?」 阿畑「なんや、びびってんさかい?」 星一「んなわけねーだろ!じゃあ、夕方6時!出発な!」 阿畑「せや、せや、そーこなきゃアカン、アカン」 −6時− 星一「じゃあ・・・いくぞ!」 本野「・・・・・ホントに行くの?星一」 星一「なんだ・・・ビビってるのか?」 本野「そうじゃないけど・・・・・・」 −数分後− 星一「ついたぜ、ここだ」 そこは・・・どことなく気味が悪かった。 誰もが吹き来る風が冷たい、と思ったし、 どこからか声が聞こえてきそうだ、とも思った。 電灯は無く、月明かりだけが彼らを照らしていた。 星一「どうだ?阿畑、良いところだろ?」 阿畑「せ、せ、せやなー(冗談じゃないこげな場所良すぎるわ!!)」 星一「この墓場はな・・・・俺の小さいコロから    ある・・・ある話が有るんだ。」 一同「ある話?」 星一「ああ、なんでも…いや、やっぱ言うのやめようかな」 阿畑「言うてくれや〜、ほんな中途半端で終わらせたら無性に気になるやん」 星一「わかったわかった。あのな、 ここで結構前に交通事故があったらしいんだ」 阿畑「こーつーじこ?誰や、こんな墓地でブンブンイワしとる阿呆は」 星一「いや、ここじゃないって。そこの道路なんだ。ほら、そこ出たところ    に急カーブがあるだろ?」    少し木が茂っていてよく道は見えなかったが確かに道路があった。 阿畑「あ、あぁ、あそこか。ほんで?何や妙なことがあったんか?」 星一「うん、そこで事故にあったのが小さい男の子だったらしいんだ」 阿畑「ふんふん」 星一「んで……ひかれたのが赤い車らしいんだ」 阿畑「……(なんや聞かんかったほうがよかったかもしれんな…)」 星一「それで、よくここで赤い車は事故を起こすらしいんだ。しかも    ドライバーだけ怪我したり死んだりしてるんだ」 本野「え・・・ヤダ・・・」 星満「そりゃ偶然なんじゃないのか?」 星一「まぁそうだろうな。でもそこにその男の子の墓があるんだ」 星一が指さした先には見えにくかったがちょうど道の墓があり、その隣に花がそえてあった。 阿畑「ゲッ!!」 星一「ん?お前ビビッてんのか?」 阿畑「ア、アホか!こんなん関西やったらよう聞く話やないかい!」 阿畑はふるえていた。もっとも星一は気が付かなかったみたいだが。 星一「そうか?でもそこの道には行かない方がいいぞ」 阿畑「なんでやねん(……ハッ!また聞いてしもた!)」 星一「いや。そこでよく男の子の霊が見えるらしい。・・・でも俺ら霊を見    に来たのか。じゃちょうど良いな。今すぐあそこ行くか?」 阿畑「ど、どないする?星満はん(やめようって言ってくれ〜)」 星満「おもしろそうじゃん。その霊ってやつ、みてみようぜ!」 星一「賛成!話が解るな〜星満。阿畑も『是非』って顔してるしな」 阿畑「ほ、本野ハン?嫌やよな〜?」 本野「わ、私はちょっとだけ行って見たいかな〜って・・・・」 阿畑「ほんなら鴨方ハンは?」 鴨方「・・・ひょっとしてお前怖いのか?」 阿畑「そ、そんなわけあるわけないやろ!只・・・」 鴨方「・・・只?」 阿畑「こ、怖がってる人がいるかもしれへんから    確認をしなきゃアカンかと・・・」 鴨方「フ〜〜ン・・・」 疑っている笑いだった。 阿畑「お、大山ハン達はどう?」 素早く話題を逸らした。 春東「面白そうじゃん」 夏西「そうだな」 秋南「余裕だよ。余裕」 冬北「霊にあえるならそれはそれで面白いしね」 阿畑「ミッキーは!!??」 ミッキー「速くいこうよー!!」 阿畑「そ、そうか(ガーーン!)」 星一「ホラ、ミッキーもそう言ってることだし、行くぞ」 阿畑「(いやや〜〜〜!!『是非』お断りしたいわ!)」 星一「じゃぁ行こうぜ」 阿畑「星一ハンもう夜もおそいでっせ!ホラ!ホラ!」 時計は7時を指していた。 星一「・・・お前は馬鹿か?まだ7時じゃないか」 阿畑「・・・・・・・・・」 星一「!?オイ、阿畑!」 阿畑「あ、はい!なんでっしゃろか?」 星一「今・・・今、声がしなかったか?」 阿畑「せ、星一ハン・・・なにいってまんのや」 星一「ほら!「助けてくれ〜!」っ・・・」 言い終わるまでに誰かが叫んだ。 ・・・阿畑だった 阿畑「ぎゃ〜〜〜!!!!」 星一「お、お前やっぱり怖いんじゃ?」 阿畑「そんなわけあらへんやろ!(ああ、言ってもうた・・・・)」 星一「そうか?なら遠慮なく行こう!」 阿畑「トホホ・・・」 星満「じゃあ、一人づつ行くってのはどう?」 星一「お、いいねー」 阿畑(ヒー!) 本野「え・・・一人?」 星満「じゃあ、本野は誰かと組むってのは?」 本野「あ・・・それがいい・・」 星満「じゃ・・・くじね。ほら・・・この紙引いて、名前書いてあるから」 本野「ウン・・・」 阿畑(この際本野ハンでもかまわへん!どうか!どうか〜!!!) 本野「・・・えっと・・・星一ね」 阿畑(終わった・・・何もかも) 星満「・・・ま、順番決めるぞ」 くじ引きの結果は 1番鴨方 2番春東 3番ミッキー 4番星満 5番夏西 6番星一・本野ペア 7番冬北 8番秋南 9番阿畑 となった。 阿畑(わ、わてが最後かいなぁ・・・・(泣)) 当然のごとく鴨方、春東、ミッキー、星満、夏西は何事もなかった。 そして・・・ 星一「ホラ、行くぞ」 本野「ウ、ウン」 星一達が見えなくなってから鴨方が呟いた。 鴨方「なぁ〜んか有りそうだよな?」 一同は心で「うん」と返事をした。 星一「光、そんなにくっつくな。歩きにくい」 本野「あ、ごめん・・・」 言葉とは裏腹に本野は星一にくっついている。 星一「・・・(わかってねぇなぁ?こいつ)」 ガサガサ!不意に草が揺れた 本野「きゃ!」 星一「・・・」 星一は草に近づいた。 星一「ネコだよ、光」 本野「え?」 星一「なんだよ、お前もビビってるのか?」 本野「そ、そんなんじゃないけどぉ・・・」 星一「・・・ココが墓だな」 本野「ウン・・・」 星一「さて、帰るか」 本野「なんにも起きなかったね」 ・・・・痛いよぉ・・・・・・ 本野「!せ、星一なんか言った!?」 星一「え?何も言ってないけど・・・」 ・・・・助けて・・・・・・・・ 星一「ん?」 本野「ほ、ほらぁ・・・・」 ・・・・助けてよぉ・・・ ガサガサガサガサ!!!! また草が揺れた・・・ そして本野が・・・・・気絶した。 星一「オ、オイ!光?オイ!」 いっこうに本野は動かない。 星一「・・・駄目だコリャ・・ヨッコラショ!」 本野を抱きかかえて歩き出した。 星一「・・・ったく」 阿畑「あ、帰ってきたで!………?・・・なんで抱いてるん?」 星一「・・・光が気絶しちまいやがってよ・・・」 鴨方「んにしてもやけるなぁ・・・お二人さんよぉ」 星一「茶化すな(怒)」 鴨方「スマンスマン」 阿畑「星一ハン、本野ハンにおかしなことせえへんかったよな?」 星一「お前、殴られたいか?・・(激怒)」 阿畑「ス、スンマヘン(滝汗)」 その後冬北も秋南も全く何事もなく終わった。 星一「オラ、行けよ!」 阿畑「わ、わ、わ、わいでっか?」 星満「そうだ・・・速く行って来い」 阿畑「トホホ・・・」 阿畑の姿が見えなくなった・・・ 阿畑「ギャアアア!!!!!!!!!!」 星満「・・・やはり・・・・な」 阿畑「ヒイイイィ!」 間髪入れずに声が入る。 星一「近所迷惑だな」 阿畑「ウワアアアア!」 本野「ん・・・何?」 本野が阿畑の大声で目を覚ました。 星一「やっと起きたか。お前途中で気絶しちゃってよ。大変だったんだぜ」 本野「あ・・・ゴメン・・・ありがとう・・・」 星一「ま、いいけどな」 阿畑「どわああああ!」 本野「・・・・それにしても凄い声ね(微笑)」 星一「お、帰ってきたぞ」 阿畑「ま、ま、ま、ま、ま、まあ、何もあらへんかったで。」 一同「ウソツキ・・・」 −そして− 星一「ったく・・・近所の人に怒られちまたじゃないか」 星一が不満そうに言う。 阿畑「ははは、すんまへんのぉ星一ハン」 星一(でも・・・光が言ってた声ってなんだろう・・・・?)
長!長!長!今世紀最初で最後の長さ! ちなみにこれは「星一と本野の恋愛」 書いて下さいと言われたのですが・・・ ハイ。全然ないです。(死ね)